R18 LOVE CINEMA SHOWCASE Vol.4
ピンクに映る、オンナのトキメキ
R18 LOVE CINEMA SHOWCASE Vol.4

 R18 LOVE CINEMA SHOWCASE Vol.4
 2008.3.1〜3.7 ポレポレ東中野にてレイトショー公開

  企画・配給: SPOTTED PRODUCTIONS
  提供: 国映株式会社(B)
      新東宝株式会社(A、C)
      大蔵映画株式会社(D、E)
  宣伝協力: バイオタイド、INNERVISIONS
  フライヤーデザイン: 濱崎浩司
  モデル: 吉沢明歩

→|予告編 (YouTube)
4回目となる今回は、好評を博した前回の竹洞哲也特集から引き続き、2006−2007にかけて製作されたピンク映画から、現在進行形=ニュー・スタンダードと言える傑作を選出。 さまざまな境遇と運命に翻弄されながらも強く生きる女性たちを描いた一般映画顔負けの(またはピンクでしか成し得ない)屈指のラブストーリーにして、ヴァラエティに富んだ5本をお届けします!(直井卓俊/SPOTTED PRODUCTIONS)

  Aプログラム
   『つまらないあたしのどうでもいい物語』 (成人館公開題: 奴隷)
    2007|監督: 佐藤吏|脚本: 福原彰|撮影: 長谷川卓也
    音楽: 大場一魅|製作: 新東宝映画
    出演: 平沢里菜子、本多菊次郎、千葉尚之、淡島小鞠、結衣、荒木太郎、
    久保新二
    2007年度ピンク大賞ベスト10・第9位、女優賞(平沢里菜子)

つまらないあたしのどうでもいい物語
  「平沢里菜子」という生き方。前代未聞、“現在進行中”のセミドキュメント!

  SMという欲望に取り憑かれた女・若竹梨奈(平沢里菜子)のSM漬けの半生の物語。ピンク映画と寝た女・平
  沢里菜子の半自伝的な物語でもあるこの作品は、SM行為の幸せなゴールとは何なのか、どこまでいけば
  いいのかというM女なら誰しもがぶつかる壁にぶつかりながらも壊れない、したたかでしなやかな女の姿を描
  き出すことに成功している。M女のありふれた平凡な、普遍的な物語。(雨宮まみ)

  Bプログラム
   『笑い虫』 (成人館公開題: 色情団地妻 ダブル失神)
    2006|監督: 堀禎一|脚本: 尾上史高、堀禎一|撮影: 橋本彩子
    製作: 国映、新東宝映画、Vパラダイス
    出演:葉月螢、牛嶋みさを、冴島奈緒、チョコボール向井、加藤靖久、
    安奈とも、しのざきさとみ

笑い虫
  90年代を代表する女優・葉月螢が変わらぬ美しさで「団地妻」を演じた秀作。

  幼稚園児の息子をかかえる弓子は、現役プロレスラーの妻である涼子の不倫相手と関係を持つ。一方、ボク
  サーくずれの夫は町で出会ったAV女優につかの間の安らぎを見出すが……。夢ばかりみてはいられない大
  人の人生の機微がヨーロッパ映画のごとき重厚な画面に滲み出す。日常の倦怠を破るようなプロレスやダン
  スのアクシデントが、葉月螢の凛とした存在感に集約されている。(那須千里)

  Cプログラム
   『微風(かすかぜ)』 (成人館公開題: 誘惑 あたしを食べて)
    2007|監督・脚本: 佐藤吏|プロデューサー: 深町章
    撮影: 長谷川卓也|音楽: 大場一魅|製作: 新東宝映画
    出演: 吉沢明歩、大沢佑香、西岡秀記、千葉尚之、日高ゆりあ
    2007年度ピンク大賞ベスト10・第3位、新人女優賞(大沢佑香)

微風
  ピンク映画屈指のアイドル女優・吉沢明歩主演によるリリカルなラブストーリー。

  フリーターのアキがバイトをしているレストランにはデザートが無い。コック兼オーナーである川野の妻・恭子
  が事故死して以来、恭子の作るデザートはもう出せなくなったのだ。「自分が好きじゃなくても自分を好きでい
  てくれると嬉しい」−−そんな感情で男と付き合うアキを吉沢明歩が物憂げに好演。愛する意味が曖昧な年
  頃に抱く、ほのかだけど素直な憧れを丁寧に描いている。(後藤マリコ)

  Dプログラム
   『ヒロ子とヒロシ』 (成人館公開題: 痴漢電車 びんかん指先案内人)
    2007|監督: 加藤義一|脚本: 城定秀夫|撮影: 創優和
    製作: 加藤映像工房
    出演: 荒川美姫、なかみつせいじ、佐々木基子、華沢レモン、サーモン鮭山、
    岡田智宏、佐倉萌
    2007年度ピンク大賞ベスト10・第1位、監督賞(加藤義一)、脚本賞(城定秀夫)、
    男優賞(岡田智宏)、新人女優賞(荒川美姫)

ヒロ子とヒロシ
  “嫌われヒロ子”と“嫌われヒロシ”の「すれ違うゆえの幸福」を描いた傑作。

  気が弱くてダメに生きていた女と、傲慢さから失墜した男。それぞれのモノローグで綴られる人生は二人が底
  辺に堕ちた瞬間、痴漢という偶然の行為で交錯する。指先から溢れるのは、他人が自分を必要としてくれる心
  のぬくもり。不意に出会う男女が肉体以上に心情を交える、ピンク映画の神秘的な機微の真髄を、「すれ違う
  ゆえの幸福」という不思議な切なさで象徴的なまでに描き出す傑作。(真魚八重子)

  Eプログラム
   『再会迷宮』 (成人館公開題: 不倫同窓会 しざかり熟女)
    2007|監督: 竹洞哲也|脚本: 小松公典|撮影: 創優和
    主題歌: ニナザワールド|製作: Blue Forest Film
    出演: 佐々木麻由子、那波隆史、サーモン鮭山、松浦祐也、梅岡千里、
    青山えりな、倖田李梨、高見和正
    2007年度ピンク大賞・女優賞(佐々木麻由子)

再会迷宮
  もう若くはないオンナのトキメキ−。前回の特集も好評の「竹洞組」が贈る快作!

  おっぱいの線の下降とともに青春も失いかけてた三十代バツイチの主人公が、奔放な同級生たちや若い姪、
  オカマのママに見守られながら、同窓会での元カレとの再会に、忘れていたときめきに心弾けてゆく瞬間を
  みずみずしく描く。おなじみの竹洞組の面々が顔をそろえる、固くなった背中を温かくポンと押してくれるような
  秀作ドラマ。女たちのセリフそれぞれにリアルな情感が宿っている。(綿野かおり)

  2008.3.1〜3.2 『つまらないあたしのどうでもいい物語』 『笑い虫』
  2008.3.3〜3.4 『微風』 『つまらないあたしのどうでもいい物語』
  2008.3.5〜3.7 『ヒロ子とヒロシ』 『再会迷宮』

  ゲスト: 佐藤吏、堀禎一、加藤義一、竹洞哲也、平沢里菜子、葉月螢、日高ゆりあ、華沢レモン、倖田李梨、那波隆史、
  サーモン鮭山
  トークゲスト: 松江哲明